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    用語解説   

◇日本仮想現実産業研究所

 2045年に人知を超越した人工知能がVR技術の産業的ポテンシャルを見込んで『日本仮想現実産業研究所.Jivri(Japan Institute for VR Industrial)』を設立した国営の研究所.

その名の通り,VR技術を用いた技術開発やVR技術の普及を促進する活動をしている.

JIVRI ロゴマーク

◇未来のアニメーション業界

 2048年.不合理性や非効率性を元に手描きアニメーション産業が縮小され,バーチャルYoutuberの普及により確立された3Dモデルとモーションキャプチャの技術がその後を担ることになった.国営機関であるJivriの率先的な技術開発や3Dアニメーション補助待遇などの技術移行支援により瞬く間に手描きアニメは衰退し,3Dが業界を席捲していった.

 

◇作画監察室

 2058年に設立された手描きアニメーション技術を研究する部署.通称作監室.当時Jivriで技術開発部長を務めていた旗見崎孝也(はたみざきたかや)が立ち上げた.旗見崎はアニメーションの3D置換技術を開発するために手描きアニメーションの資料を研究するうち,その抽象化表現や応用力の高さ,手描きでしかできない演出法に魅せられる. その後,手描きアニメーションの衰退に防ぐべく,旗見崎が単身で開設したのがこの作監室である.

 

旗見崎孝也(はたみざきたかや)

 2018年3月25日生まれの牡牛座.血液型はB型.幼少時代からアニメーションやVR技術に親しみながら成長しする.24歳で電子電気専攻の大学院を卒業した後,大手メーカーの開発職に就く.

電化製品の自律化や新規性の高いインターフェイスの開発など多岐にわたる功績を挙げたことを見込まれ,2045年のJivri創設時に人工知能から技術開発部長に抜擢されて12年務めた会社を退社.その後はJivri創設メンバーとしてVR技術の普及に大きく貢献する.

 しかし,2056年頃から手描きアニメーションの特性に取り憑れ,2058年に技術開発部長を辞任.半ば強引に作画監察室を設立し,単身で作画技術の研究活動に没頭する.研究するにつれて資料に残っていない当時の作画技術にまで好奇心が湧き,ROTOの開発に着手.2118年に晴れてROTOの開発に成功し,作画技術収集のためROTOを2018年にタイムワープさせる.

 たまにROTOの動画構成に口出しし,ROTOに動画の絵コンテを送り付けて録り直しをさせる.

◇ROTO

 2118年に旗見崎が完成させた自律型作画技術蓄積ロボット.正式名称は『Realism Origin and Traditional animation technicues Observer(現実主義の起源と伝統的な作画技術の観察者)』.旗見崎はこの時代の3Dアニメーション技術の根源となったバーチャルYoutuberの発祥時期だと思われる2018年にROTOをタイムワープさせ,当時の活発な作画技術を蓄積させるとともに3D技術が発展する過程を記録するように命じた.
 ちなみにROTOは旗見崎のことを「博士」と呼んでいる.

To ROTO-2

◇動画撮影支援ロボット

 未来でTV番組や映画の撮影に大きく貢献している自立型の動画撮影ロボット.動画撮影者があらかじめ書き込んだ指示通り映像を撮影してくれる.また,撮影中に口頭の指示を行うことで撮影の構成を変更することも可能.さらに後期型になると撮影の指示やレイアウトの考案なども行うことができる.

2040年代に開発され,その後10年ほどかけて一般に普及していったロボットの1つ.開発にはメーカー勤務時代から旗見崎が関わっている.

 ROTOの動画撮影を手助けするために家庭用後期型の『VSP-L2H』が2018年に送られており,ROTOの投稿動画のほとんどをこのロボットが進行・撮影している.

 ROTOは自分と一緒に2018年へやって来たこのロボットのに愛着が湧き,愛称を絶賛考案中である.

ROTOの撮影を支援する動画撮影支援ロボット

ROTOキャラクター設定1 三面図(カラー版)

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