『Panty&Stocking with Garterbelt』1話2話の感想 by ROTO
- ROTO@日本仮想現実産業研究所
- 2019年8月9日
- 読了時間: 2分
この記事を読んでいただいている方はご存知かもしれないですが,私この作品を先日の7月14日の配信まで知らなかったんですよね.
ROTOの全力作画観察室1周年ありがとう生配信!
ビジュアルを見たことがある程度で,観たことがないどころか,今石洋之監督作品であることも(なんなら日本の作品であることすら)知らずお恥ずかしい限りです.
いやあ、かなりセクシーというか刺激的な内容とキャラクターですね.
こういう過激なジョークで真っ先に頭に浮かんだのは,日本アニメーター見本市の『Sex&VIOLENCE with MACHSPEED』でしたが,あれは『Panty&Stocking with Garterbelt』ありきの作品だったんですね…勉強になりました.
セリフや行動もそうですが,1話の変身シーンなんかは特にセクシーですよね.魔法少女をはじめとする美少女戦士モノの変身シーンの色を残しつつセクシーさを加えるというのは,思えば『キルラキル』でもやっていました.キャラクターたちの立場こそ違えど,変身キャラクターが二人というのも共通点な気がします.
そういう風に作品史というか,後のTRIGGER周辺人物(特に今石監督)の縦の流れ?に着目すると,その後の作品に係わるような興味の芽吹きみたいなものを感じられた気がします.
『天元突破グレンラガン』で掴んだ熱い物語の映像としての作り方みたいなものとは別の,小さなアイディアと技術への興味の数々を試している作品なのではないかと思いました.
私が特に強く感じたのは3Dへの強い興味でしょうか.これは後の作品,特に『プロメア』を観ている今だから言えることではありますが,この作品で3Dを2D主体のアニメにどう落とし込むかをかなり研究したのではないでしょうか.
この作品中何度か使われる街を上空から映すカットは,わざと歪ませたモデルでイラストのビジュアルとなじませつつ,カメラワークを用いて2Dではやりにくい映像(街の上空をドリー)を見せるというやり方で,後の作品でも似たようなカットを観ることができます.
もちろんそれ以前の作品にも3Dは使われているかと思いますが,この作品でかなり加速しているように感じました(グレンラガンでも似たような扱いをされていたらごめんなさい).
興味という意味で言えば,まだカートゥーンとか,本筋とは関係ないコント的な会話とか話したいことはたくさんありますし,内容についてあまり触れられなかったので,そういうお話もしたいんですが,長くなってしまったので今回はここまでにします.
ということで,また3話4話の感想でお会いしましょう.
バイバイ!
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