今日のアニ単! #002『ローリング』
- ROTO@日本仮想現実産業研究所
- 2019年7月11日
- 読了時間: 2分
更新日:2019年8月1日
みなさんこんにちは!ROTOです!
前回の報告記事の文末に掲載した『今日のアニ単!』,今回はその第2弾です.
今日のアニ単はこちら!

なんだかグルグル回りそうなこの単語…いったいどんな意味なんでしょう?
それでは問題です.

【選択肢①】

【選択肢②】

【選択肢③】

どれもよく見る表現ですね…答えはどれなんだろう?
☆答えと解説
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
答えは③!

ローリングとは,キャラクターや物体を作画によってではなく,撮影によって上下動や左右動をさせることで,歩いたり,走ったりなどの動きをしているように見せる手法のことを言います.
例として,今回のようにキャラクターを上下動左右動させ,背景画をカメラから引いていくことで,正面に向かって歩いているようなカットを作ることができます.
多くの場合,これに髪の毛の揺れや手の動き,セリフに合わせた口パクなどを作画によって加え,ハイブリットなアニメーションにすることで,より自然なカットに仕上がります.
この手法は,作画枚数の削減が主な目的ですが,時間の限られたテレビアニメ制作においては,キャラクターの顔などの変形を防ぐ役割も大きいようです。
また、キャラクターが歩きながら喋るなど,口パクやほかの動きが加わるカットにおいては,作画枚数の削減の効果は大きく,場合によっては何分の1にも枚数を減らすことができます.
どうでしたか?『ローリング』のこと少しは伝えられたでしょうか?
余談ですが,この『ローリング』の歩きの動き,作品によって上下動だけだったり,左右動も加えて逆向きのUの字を描いていたり,8の字というか∞の文字を描く軌道だったりするので,少し気にして観ると面白いかもしれません.
『ローリング』是非覚えていってね♪
おまけ!
選択肢の3つを少しいじってくってけてみました.

よく見る表現3つ.これだけでも,意外とアニメのワンシーンっぽいですよね?
え?そんなことないですか?やっぱり無理がありますかね…
Comments